北海道開発技術センター

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更新日 : 2019.1.7
新年のご挨拶
一般社団法人 北海道開発技術センター 会長
本多 満

本多 満

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

昨年を振り返れば、北海道胆振東部地震、大阪府北部地震等、また平成30年7月豪雨等の豪雨災害により、大きな被害が発生したことは記憶に新しいところですが、近年、日本列島に「未曽有」、「記録的」、「観測史上初めて」、「過去最大」等の言葉に象徴されるような これまでに経験したことがないような大規模な自然災害が頻発しています。

このような現状を踏まえると、大規模な災害がいつでもどこでも起きるという想定の下、ハード・ソフト両面から適切な対応、対策は喫緊の課題と考えております。

一方、高度成長期以降に整備されたインフラの老朽化も進んでおり、国土交通省では2013年を「メンテナンス元年」と位置付け、その対策を計画的に進めていますが、20年後には北海道の橋梁の60%、トンネルの40%が建設後50年以上経過するとされており、 一層の点検等の対応や予防保全対策は必要不可欠と考えております。

インフラは地域住民の命と財産を守るものであり、災害に強いインフラ整備、また、老朽化した既存インフラの着実な更新などにより安全で安心な地域社会の形成が求められます。

今年は、「世界の北海道」をキャッフレーズとする第8期北海道総合開発計画の4年目を迎えますが、その計画の着実な推進のため「強靭で持続可能な国土」の形成を重要テーマの一つとして謳っており、当センターにおいても自主研究として、気候変動下における雪氷環境の調査研究や地域防災力向上に向けて、防災教育等向上方策に関する調査研究を進めております。

当センターとしても、今後とも北海道の現状・課題、さらに中・長期的展望を踏まえ、北海道の更なる発展に寄与すべく必要な調査研究を進めていきたいと考えております。会員の皆様方におかれましては、今年も引き続きご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。


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