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さっけん(札幌開発建設部)では、雪国の生活を支える安全・確実・快適な冬期道路交通の確保に向けて、社会情勢の変化、利用者ニーズや意見、および現状の冬期道路の課題などを踏まえ、ツルツル路面、吹雪等による交通障害の課題や観光振興に資する雪みち対策に対して重点的に取組んでいます。
また、課題に対する取組として、新技術の試行的導入や地域や民間との連携など、多面的な展開を行っています。
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平成16年度に実施する、様々な対策事例についてご紹介いたします。
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▼事例1 つるつる雪道に負けない!転ばないコツ教えます
〜 ツルツル路面マップを活用した啓発活動〜
▼事例2 平成16年度冬期ボランティア・サポート・プログラム(VSP)の開始と参加団体募集
▼事例3 コンビニ等民間施設と連携した雪みち情報提供
〜より迅速・確実にドライバーに役立つ情報をお知らせします〜
▼事例4 運搬排雪見学会・除雪車見学会 −さっぽろ雪まつり協賛行事−
〜迫力ある除雪作業を体験しませんか?〜
▼事例5 改良型歩行者用砂箱の試験設置
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● 背景
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スパイクタイヤ禁止以降、ツルツル路面が頻発し歩行者転倒事故 が増加しています(札幌市では、毎年1,000人近くが路上転倒で救急搬送されています)。
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新技術導入に向けた検討や歩道除雪、歩道ヒーティング、砂撒き、砂箱の設置などの対策を行ってきましたが、依然として歩行者転倒事故は減少していない状況にあります。 |
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● 平成16年度の取組計画
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目的 |
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札幌市と連携して、ツルツル路面発生時の対応等を記載したマップの配布によって、歩行者の転倒に対する注意を喚起し、転倒事故を減少させることを目的としています。 |
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配布開始時期 |
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平成16年12月3日 |
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配布予定箇所 |
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札幌駅、新千歳空港駅等のJR北海道各駅の構内 |
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札幌市内のホテル |
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観光案内所 |
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赤レンガ |
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札幌市役所、各区役所 等 |
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対策事例紹介に戻る
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● 背景
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近年、滑りやすい路面での歩行者転倒事故が増加し、ツルツル路面をはじめとする冬期路面対策には、住民から高い関心が寄せられています。
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現地の路面状況に即応したきめ細かな路面管理には、行政だけでは限界もあり、地域住民の協力が不可欠となっています。 |
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● これまでの取組
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札幌市福住地区において、冬期VSPとして砂散布を実施しました |
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実施期間:平成15年12月〜平成16年3月 |
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参加団体:
福住北町内会
南羊ヶ丘町内会
勝木石油(株)羊ヶ丘営業所
(株)札幌ドーム |
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歩行者アンケートを実施しました
(回答数:328人) |
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「凍結路面対策として効果がある」と答えた方が8割、「社会的取組について評価する・期待する」と答えた方が9割に達し、高い評価が得られました。 |
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一方、実際に砂の散布に参加した方の自己満足度が得られにくいことが課題として挙げられました。 |
● 平成16年度の取組計画
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目的 |
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冬期ボランティア・サポート・プログラム(冬期VSP)の一環として、地域住民との協働で砂を散布し、安全な冬期歩行空間を確保します。 |
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冬期ボランティア・サポート・プログラムとは |
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道路管理者と地域の実施団体がそれぞれの役割で連携を図り、安全で快適な冬の歩行環境の実現を図る活動です。 |
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[道路管理者]
・砂箱の設置、砂の補充
・道具の貸し出し など
[実施団体]
・砂散布の実施
・砂補充の要請 など |
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実施地域 |
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札幌市福住地区(昨年度と同様) |
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冬期VSPの展開に向けた調査 |
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企業や町内会、商店街組合、学校を対象にアンケート調査を実施し、今後の展開に向けて冬期VSPの認知度や参加意向の有無を把握します。 |
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● 背景
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国道231号(図1参照)は、落石や雪崩の「特殊通行規制区間」を含むほか、越波や吹雪など厳しい気象条件下に置かれており、通行止めを余儀なくされる場合があります。
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当該路線の通行止めは、迂回に多大な時間を要し、道路利用者に対する迅速な道路情報の提供が必要不可欠となっています。 |
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● これまでの取組
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昨年度は留萌開発建設部管内において、国道沿いのコンビニと連携した通行止め情報の提供を実施しました。 |
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特に「通行規制事前情報」、「通行規制解除予定」に対して高い評価が得られました。 |
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● 平成16年度の取組計画
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実施期間 |
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平成16年11月〜平成17年3月
(通年運用を前提として実施) |
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実施地域 |
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浜益村の国道231号沿線にあるコンビニ、ガソリンスタンド(図1参照)などの民間施設において情報を提供します(図3参照)。 |
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浜益村川下地区(2箇所):コンビニ、ガソリンスタンド |
A |
浜益村浜益地区(1箇所):ガソリンスタンド |
B |
浜益村幌地区(1箇所):商店 |
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実施内容 |
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民間施設へのFAX一斉送信により通行規制情報を提供します。 |
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通行規制情報は、図2のように「通行止めを行った時点」、「通行止めを解除した時点」に加え、「通行規制事前情報」、「通行規制解除予定」の4段階で提供します。 |
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● 背景
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道路除雪は冬の安全な道路交通を支えていますが、市民が除雪作業を目にする機会は多くありません。
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● これまでの取組
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市民、観光客を対象に運搬排雪作業の見学会を実施しました。 |
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日時:平成16年1月24日(土)
場所:札幌市中央区大通西11丁目歩道 (国道230号)
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● 平成16年度の取組計画
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目的 |
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運搬排雪作業を道外観光客に対する新たな観光資源として有効活用するとともに、道路除雪作業に対する市民の理解向上を図ることを目的としています。 |
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運搬排雪見学会日時 |
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平成17年2月5日(土)
20:00〜20:30(札幌市担当) |
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平成17年2月6日(日)
20:00〜20:30(札幌開発建設部担当) |
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集合場所(両日共通) |
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札幌市中央区大通西11丁目西側歩道 |
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除雪車見学会日時 |
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平成17年2月12日(土)、13日(日) |
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会場 |
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第56回さっぽろ雪まつり 真駒内会場 |
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展示機械 |
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除雪トラック 1台 |
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除雪ドーザー 1台 |
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● 背景
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ツルツル路面対策の一環として、歩行者用砂箱が市内各所に設置されていますが、多くの人に利用されていない状況にあります。
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● これまでの取組
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砂箱の利用に関するアンケート調査を実施(平成15年度) |
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砂箱を利用したことがない方が約8割、利用しない理由は「使って良いかどうかわからないため」が最も多く、PRされれば砂箱を使うと回答された方が約7割。 |
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改良型砂箱の試験的設置 |
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期間:平成16年3月 |
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内容:電光掲示板付き砂箱・・・2基 |
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ペットボトル利用の改良型砂箱・・・2基 |
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平成16年度の取組計画
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目的 |
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砂箱に取り付けた電光表示板のメッセージや、使用済みペットボトルを使って砂散布を容易にするなどの工夫によって、広く市民に砂箱の利用を促すことを目的としています。 |
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実施期間 |
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平成17年1月6日〜平成17年3月末日 |
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設置場所 |
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札幌市中央区大通西11丁目(2基) |
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実施内容 |
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設置期間中に歩行者アンケート調査、及び砂の使用量の調査を行い、砂箱の認知度や利用しやすさについて評価を行います。 |
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